室内障子引戸の梨地ガラスを透明ガラス2mmに修理交換してきました!
施工事例|障子ガラス修理(梨地 → 透明FL2)
こんにちは!MADOSUKEガラス店です!
本日は室内障子のガラス修理をしました!
いつもの場合、お客様のお家に訪問後、お見積もりにご了承いただけたらその場でガラス修理を行なうのですが、
あいにく本日は雨により一度持ち帰って作業しました。
昔のガラス屋さんは、まず持ち帰ってガラスを替えて、サッシなり障子なりをお客様のお家に持っていっていたようですね。
この記事のポイント
- 廃盤になった梨地ガラスの代替(すり/透明/アクリル)をどう選ぶか
- 障子ガラスは「上からしか出し入れできない」構造が多い
- 飲み込み寸法・段違い寸法からガラス寸法を算出する考え方
廃盤「梨地ガラス」からの代替選定
今回は廃盤になった梨地ガラス割れのため、
すりガラス/透明ガラス/アクリル(かすみ)のどれにするかお客様とご相談しました。
珍しく透明ガラスを選ばれたため、梨地F2N → 透明FL2(2mm)に交換していきます。
障子ガラス交換の手順(押し縁タイプ)
1)押し縁のビスを外す

障子のガラスは押し縁で押さえてあります。まずはビスを外して、押し縁が外れる状態にします。
2)押し縁をしならせて外す(折りやすいので注意)

押し縁をしならせて外していきます。器用な方が「ガラスの代わりにアクリルを入れよう」として、
ここで押し縁を折ってしまうケースは多いです。意外とコツがいります。
3)ガラス撤去(障子は“上から”でないと抜けないことが多い)

障子のガラスを外しました。実は障子のガラスは、障子を寝かせてガラスを上までズラさないと外せない構造が多く、
逆もまたしかりで、障子の上からでないとガラスは入りません。
4)飲み込み寸法を測って、ガラス寸法を決める

障子の上側段の左右の溝を測ると、左右どちらかはガラス溝が深いことがあります。
今回は片方が6mm、もう片方が14mmほど飲み込み寸法がありました。

次に一つ下の段まで下がり左右の飲み込み溝を測ると、左右どちらも6mmしかない状態でした。
つまり、木枠内寸法を基準に、
横幅の考え方(例)
木枠内寸法 +(左右飲み込み 6mm+6mm)−(余裕 2mm)= 木枠内寸法 +10mm
※現場の構造や遊び量により調整します。
5)押し縁の段違い寸法から「高さ」を調整

高さは、押し縁の段違い部分の寸法を見て計算します。今回は上が4mmでした。

下が3mmなので、内寸法+7mmがピッタリ寸法になりますが、ピッタリすぎてもきついため、
−1mmして内寸法+6mmで調整しました(障子によって異なります)。
6)ガラスを精密カットして上からスライド挿入

ガラスをミリ単位で精密カットして、障子枠の上からスライドしてはめ込んでいきます。
下の段にスライドする際、キツキツ寸法だと引っかかって動かないことがあります。
ただ、障子ガラスは2mmと薄いため、押し縁と同じでガラスも少ししならせることができます。
ガラス中央の下側を手で軽く持ち上げながら下までスライドさせると入りやすいです(安全第一で)。
7)押し縁を戻して固定(向きに注意)

ガラスを入れ替えたら押し縁をしてネジを締め、ガラスを押さえます。
押し縁は段違いの寸法が大きい方が下を向くようにします。
向きが分からない場合は、ネジとネジ穴位置を合わせれば向きが合います。
その後、雨なので障子を毛布で覆って養生し、お客様のお家にお持ちしてはめ込んできました!
まとめ
- 梨地ガラスが廃盤でも、用途に合わせて代替選定が可能(すり/透明/アクリルなど)
- 障子ガラスは「上から出し入れ」構造が多いので、無理にこじらない
- 飲み込み寸法・押し縁の段違い寸法を見て、ミリ単位でサイズ調整が重要
ありがとうございました!
障子ガラス修理・交換のご相談
写真を送っていただければ概算案内もしやすいです(ガラス種類・寸法・現場状況で変動します)。
- 割れたガラスの種類(梨地/すり/透明など)
- だいたいのサイズ(縦×横)
- 設置場所(室内障子/窓/ドアなど)
