廃盤ガラスを霞ガラスに割れ替え修理した事例
本日は、廃盤となった昭和型板ガラス「夜空」を、現在流通している霞(かすみ)ガラスへ割れ替え修理しました。
昭和の頃は、模様入りガラス(昭和型板ガラス)が人気で、一般住宅にも多く採用されていました。しかし、時代とともに流行が変わり、需要が減少したことで供給が成立しなくなり、現在では当時の模様ガラスの多くが製造終了(廃盤)となっています。

写真は、外側から見た状態です。右が廃盤の「夜空ガラス」、左が交換後の「霞ガラス」です。こうして見比べると、昔のレトロガラスは模様の種類が豊富で、可愛らしいデザインも多かったことが分かります。
映画やドラマに映る昔ながらの民家でも、昭和型板ガラスを見かけることが多いですよね。デザイン性が高く、当時流行していたのも納得です。
一方で、現在のガラスは「デザイン」よりも「機能」を重視した製品が主流です。断熱・遮熱・防犯などの性能を高めたガラスが増え、新築住宅ではペアガラスがほとんどになりました。
私がガラス修理業を始めた頃は、模様入りガラスの割れ替え修理もまだ多く、「昔のガラスは情緒があっていいな」と感じることがよくありました。最近はデザインガラスの割れ替え自体がかなり減ってきたので、少し寂しさもあります。
機能性だけでなく、模様入りガラスのような“見た目も楽しいガラス”が、またもっと作られるようになると嬉しいですね。そんなことを思いながら作業した一日でした。
本日もご依頼ありがとうございました。
