網入りガラスから型板ガラスへ交換修理(熱割れ対策)+コーキング作業事例
山口市にてマンションのベランダ窓に入っている網入りガラス(ワイヤー入り)を、型板ガラス(ワイヤーなし)へ交換してまいりました。
交換理由は「熱割れで何度も割れて、そのたびに交換するのが嫌」というお客様のご希望です。実際、お客様は半年前にも熱割れで網入りガラスを交換されたそうでした。
当店では、網入りガラスの交換について熱割れ1年保証をお付けしていますが、以前ご依頼されたお店では熱割れ保証が無かったとのこと。そもそも熱割れ保証を付けているお店は多くないため、これは仕方ない部分もあります。
ただ、環境や窓の条件によっては、運が悪いと交換から半年ほどで熱割れするケースも稀にあります。熱割れが繰り返される窓では、根本的な対策として「ワイヤーなしのガラスへ変更できないか」を検討する価値があります。
網入り(ワイヤーあり)ガラスを、網無し(ワイヤーなし)ガラスに交換しても大丈夫?
結論から言うと、「網入りガラス=必ず防火ガラスにしないといけない」というわけではありません。
対象の窓が延焼のおそれのある部分(延焼部分)に該当しない開口部であれば、網入りガラスから通常のガラスへ交換できる場合があります。
今回は事前にお客様から管理会社様へご連絡いただき、延焼部分に当たらないことを確認したうえで工事を行いました(マンション・アパート等は必ず管理側へ確認をお願いします)。
網入りガラス(熱割れ)→ 型板ガラスへ交換

写真の通り、網入りガラスが熱割れしています。網入りガラスは構造上、条件が揃うと熱割れしやすい窓があります。
今回のように熱割れが繰り返される窓では、ガラスが割れるたびに網入りガラスへ交換するよりも、可能であればワイヤーなしのガラスへ変更して、再発リスクと費用負担を抑えるのがおすすめです。

型板ガラスに入れ替えると、ガラスの厚みが変わります。今回のケースでは、
- 網入りガラス:6.8mm
- 型板ガラス:4mm
厚みが変わると、通常はガラスエッジに巻くゴム(グレチャン)も適合品へ変更が必要になります。
グレチャンは「サッシの溝幅 × ガラス厚」に合わせて非常に多くの種類があり、すべてを在庫したり、車に常備したりするのは現実的に難しいため、今回はコーキング納めで仕上げました。

コーキング仕上げ(ガラス屋の腕の見せ所)
コーキングは、隙間なく止水できることはもちろん、見た目のラインの真っ直ぐさや、角の直角の出し方など、仕上がりで差が出やすい工程です。
今回は湿度も高かったため、湿度に強いガラス用マスキングを使用し、ラインが乱れないように丁寧に養生してから施工しました。
ヘラ入れ(ならし)は、
- 1周目:ヘラを寝かせて、面を整えながら一周
- 2周目:ヘラを立てて、角を出しながら一周
という流れで、できるだけシャープにラインが出るように仕上げます。

型板ガラスへ交換し、コーキング施工も完了です。型板ガラスは網入りガラスより価格が抑えやすいため、お客様にも「手軽にお願いできて助かった」と喜んでいただけました。
網入りガラスを網無しガラスへ変更したい方へ(必ず確認してほしいこと)
網入りガラスを普通のガラスへ交換したい場合は、まず管理会社様・オーナー様へご確認ください。
- 延焼部分に該当しないこと
- 管理側の許可が取れること
上記がクリアできれば、網入りガラスから網無しガラスへ交換できるケースがあります。熱割れが繰り返されてお困りの方は、お気軽にご相談ください。
ご依頼ありがとうございました!
