萩市の玄関引き戸欄間【ランマ】型板ガラス4mm交換修理事例
みなさんこんにちは!窓助ガラス店です!
ランマガラスってどうやって交換するんだろう?そう思われる方もいらっしゃると思います。そこで、ランマガラス交換の事例紹介をさせて頂きたいと思います!
玄関引き戸の欄間【ランマ】ガラス交換修理内容についてご紹介
↑写真の玄関引き戸は、ランマガラスに亀裂が入っています。ランマガラスは、先付けビードと後付けビードという細長いパッキンで、室内外両方からガラスを固定しています。コーキングで納まっていることもありますね。
欄間(らんま)ガラス割れのこわいところ
ランマガラスの破損で恐ろしい点は、ガラスが割れると同時にガラスを押えているビート(写真で触っている細長いゴム)が下に落ちてしまい、亀裂の入り方次第では頭上からガラス片が降りそそぐ事態になりかねないことです。
なので、ランマガラスは少しでもヒビ割れた時点で非常に危険な状態という訳ですね。
欄間ガラスの撤去
ランマガラスを撤去する際は、落下しそうなガラスは先に取り除きます。
ですがヒビが広範囲に入っている場合は、撤去しているそばからガラスが落下していく危険性もあるので、その場合は養生テープをガラスに室内外両方から貼っておき、撤去中ガラスがバラバラと落ちないように配慮します。
次にガラスを枠に固定している四方押しビードを外し、押し縁を取り除きます。押し縁は、ビードを取り除いたあと親指の腹で正面から押すとパチっと外すことができます。今回、外せる押し縁は下側のみでした。
欄間ガラスの出来寸計算とガラスカット
左右の縦枠の溝の中を覗くと、片方にはビスがあり、片方にはビスがありません。この場合、ビスがない方(溝の深い方)を測り、左右の枠内寸法+のみこみ寸法がガラス幅の出来寸になります。そして、下押し縁を外したところから上枠内寸法がガラス高さの出来寸です。ランマのようなFIX窓は、出来寸計算が少しややこしいですね。
ガラスの出来寸は幅1303mm、高さは385mmでしたが、3×6尺(W910×H1820)サイズのガラスからカットします。まずは1303mmでカットします。
次に385mmでカットします。ちなみにカットした残りの余ったガラスが使える機会はほとんどなく、処分することになることが多いです。
ランマガラスの設置
ランマガラスの設置は室内側から行なうので、型板ガラスの室内側になるザラザラした面に型板ガラス対応の吸盤を付けます。
脚立の上にあがり、型板ガラスをランマ開口に近づけ、縦枠の溝の深い方から差し込みます。
そしてガラスを持ち上げつつセッティングブロックをガラスの下に敷きます。そして押し縁をパチっと嵌め込みます。これでガラスが左右上下ともランマ枠に隙間なくのみこみました。
ランマガラスの先付けビード(室外側)と後付けビード(室内側)は室内外両方から同時にガラスと枠の隙間に押し込みます。
先付けビードを先に入れても、後付けビードを先に入れても、先に入れたビードは上の写真のようにのみこみすぎてしまうからです。
ビードが綺麗に嵌りました。稀にですが、ビードが劣化していてガラスの固定がきちんと出来ない場合があります。その場合はバックアップ材を入れてガラスを固定しコーキングという施工方法に切り替えることもありますね。
これでランマガラスの交換が完了しました!
ランマ型板ガラス交換費用
今回交換したガラスは、W1303mm×H385mmの型板ガラス4mmのガラス交換で、ガラス交換費用は18,700円税込価格でした!
ご利用ありがとうございました!
窓助ガラス店
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